拓技画 中村工房

インフォメーション / INFORMATION

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第2回 《拓技画 ぎょぎょ展》の開催が決定しました。

入場は無料ですので、どなたでもお気軽にお立ち寄りください。

 

会期:2017年4月25日(火)~4月30日(日)

(初日11時開場 / 2日目以降午前9時~午後5時 / 最終日午後4時閉場)

会場:富士市中央図書館 分館1階 市民ギャラリー1 

(富士市立図書館 / 〒417-8515 富士市永田北町3-7 / TEL 0545-51-4946)

作者:中村 隆三拓技画 中村工房)

 

【拓技画について】

 魚は大和民族にとって古くから、大切な食料でありました。魚という最もシンプルな流線型の姿に全ての機能を宿しながら、様々な形態へと進化し命をつなぎ、今日の私たちに食への文化や観賞魚としての美など、様々な形で密接な関係にあると思います。昔々、酒を飲むときに添えて食う物によく「うお」が出されたそうで、「うお」とは魚のことであり、酒のさかなという意味で肴と言われる様になったとか。

 私は釣ってきた魚をただ食べるだけでは物足りないと考えておりました。50センチのチヌ(黒鯛)を釣ったとき、魚拓にして貰いましたが、墨の魚拓では釣り人の自慢でしかないという思いが強くなり、カラー魚拓は出来ないものかと憧れを持つようになりました。拓技画と出会い習い始めて約20年、魚のみならず石や植物、昆虫などにも挑戦し、一枚の絵として装飾品に仕上げています。

 一般的な「魚拓」は魚に墨を塗り、紙や布を被せて魚を絵取ります。それに対し「拓技画」は、薄い絹で綿を包んだ「タンポ」を筆の代わりとして絵具を付け、魚の鱗や植物の葉脈・茎の節、石の凹凸などの特徴を活かして、布の上から色を付けて輪郭を表現します。唯一魚の眼だけに筆を入れ、魂を吹き込みます。

 

【作者プロフィール】

中村 隆三 / 1947年 鳥取市用瀬町(旧鳥取県八頭郡用瀬町)生まれ

千代川中流域に位置し、せせらぎで小魚を箱メガネで追い、13才頃に鮎の毛針釣りを始め友釣りにのめり込む。成人後、関西の企業に就職した後、神戸・高松・大阪に転勤し、筏釣りに和歌山若狭へ釣行を重ね、静岡に移り狩野川で鮎釣りを再開するなど釣りを趣味としていたが、釣った魚を絵として残したいと拓技画を学び、約20年。2016年2月 拓技画  中村工房を起業する。